RED WING (レッドウィング) Mil-1 Congress Boots (ミルワンコングレスブーツ)
くるぶし丈で両サイドに伸縮性のゴアを装着し、靴紐なしで履けるスリップオンタイプのブーツは俗にチェルシーブーツと呼ばれています。1960年代にロンドンを拠点として世界で流行した事や、「チェルシー」の名がロンドンのチェルシー地区から来ていること等、英国的なイメージの靴です。
しかし、このタイプのブーツは19世紀から20世紀初頭にはアメリカで幅広く履かれており、「コングレス・ブーツ(Congress Boots)」と呼ばれていました。1853年刊行の「Boston Medical and Surgical Journal, Volume 47」では、このタイプの靴はアメリカで最初につくられたとも書かれており、元来アメリカの靴であったのかもしれません。
幕末の日本にも入ってきており坂本龍馬が履いていた事でも知られており、当時この靴がかなり一般的であった事がうかがい知れます。
コングレス(Congress)とは英語で議会を意味します。議員が履くような高級感のある靴、というのがその名の由来と思われますが、当時のアメリカでは、街の紳士の靴として一般的なスタイルであったようです。
レッド・ウィング社の創業当初、1905年から1910年代の靴については資料に乏しく(1920年以降については多くのカタログが残っている)、このタイプの靴をつくっていたかどうかは定かではありませんが、この靴が社の創業期までアメリカで非常にポピュラーな靴であった事を考えると、このコングレス・ブーツが、社の品揃えのひとつとして存在していた事も想像できます。
こうした背景を基に、2016年秋のレッド・ウィングのクラシックドレスの新商品に、このコングレス・ブーツを発売いたします。
ラストには2016年春より導入したミルスペックのオフィサーシュー用ラスト Mil-1 (ミルワン) ラストを採用。レザーには、ベックマンブーツに使われているフェザーストーンレザー、ソールにはキャバリーチャッカ、ジラードブーツ、またミルワンオックスフォードに用いている、グロコード・メダリオン・ソールを使用しました。
レッド・ウィングのクラシックドレスに分類される他の靴同様、クラシックなアメリカのテースト、フォーマルな時代がもつドレス感、さらには、当時の靴がもっていた実用性を併せ持つタイプの靴となっています。
■ 商品説明
RED WING(レッドウィング レッドウイング)KING OF WORK BOOTS(キングオブワークブーツ)とまで呼ばれるワークブーツの代名詞的存在のレッドウィング。
■ 商品仕様
製品名 | RED WING (レッドウィング) 9077 Mil-1 Congress Boots (ミルワンコングレスブーツ) サイドゴア チェルシーブーツ ブラックチェリー |
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型番 | redwing-9077 |
メーカー | RED WING SHOES |
大好評発売中!!
LEATHER:Black Cherry "Featherstone"
SOLE:Gro Cord Medallion
CONSTRUCTION:Goodyear Welt
LAST:U.S. Mil-1
※生産時に使用される革(天然皮革)や革の部分により、革の質感の異なる場合や革の性質上シワやキズ、左右差がある場合がございます。
これは不良品ではなく商品の特性上のものとなりますので、あらかじめご了承のうえご注文いただきますようお願い致します。
また、ハンドメイドでアメリカ製の商品でございます。上記のような一点一点異なる革の表情も本革の魅力としてブーツライフをお楽しみ下さい。
※入荷時期によりマイナーチェンジの可能性がございます。予めご了承くださいませ。
当店はRED WINGの正規取扱店です